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メルマガ第75号|週末起業等スタート
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特定非営利活動法人 協同労働協会OICHI公式メルマガ 第75号
2012年1月20日
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皆様、こんにちは。
新年、あけましておめでとうございます。
などと書くと、
もはや既に松の内も、そして成人の日も過ぎているのに、
いったい、いつまで正月気分でいるのか!
などとお叱りを受けそうですが(笑)、
何しろこのメルマガで皆様にお会いするのは
今年初めてとなりますので、
一応、ご挨拶させていただきます。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
既に本業、週末起業等スタートされているかと思いますが、
2013年の”出だし”はどのような感じでしょうか?
このメルマガの”出だし”は、
昨年末に開催されました、
OICHIビジネスアワードでグランプリに輝きました、
OICHI会員の鞍持勇紀氏の「シーホース音楽福祉協会」
http://seahorse-art.com/
をご紹介させていただきたいと思います。
手作り楽器、インテリア雑貨の製作・販売とワークショップ、
楽団「シーホース・ビッグバンド」の運営、
音楽、教育、福祉セミナー、アートイベントから
音楽療法まで手がける同協会は、
その展開する事業の社会性と
競合のあまりいないところへ参入している点などが評価され、
ビジネスアワードで受賞となりました。
(第二回OICHIビジネスアワードの様子はこちらをご覧ください)
http://ameblo.jp/npo-oichi/archive1-201212.html
親子教室、雑貨教室の開催やネットショップの運営、
シーホース・ビッグバンドによるコンサート開催等の活動を通じて
就労継続支援事業所、地域活動ホーム等、
障害者施設に対する働きかけなど、創作的支援を行うことにより
収益を上げていくビジネスモデルが紹介されました。
そんな中でも特に興味深く感じるのは
「シーホース音楽福祉協会」の理念です。
芸術的アプローチ、
特に音楽の力を最大限に活かした取り組みであり、
演奏者と聞き手(聴衆)という社会的な関係性を
追求しているところが興味深いところです。
ミラノ・スカラ座監督で指揮者、ピアニストの
ダニエル・バレンボイム氏のインタビュー記事が
新聞(2013年1月8日付 朝日新聞)に掲載されていましたが、
その中に次のような記述がありました。
「音楽が何かを達成できるのは、
演奏する人と聴く人がひとつの場所に居合わせている時のみです。
日中がそれぞれ何を主張しようと、
音楽と聴衆を出あわせる場所を、まずつくらねばなりません。
同じ場所に人々が集い、そこに音楽が生まれるなら、
少しなりとも良き道へ進むことができると私は信じます」
シーホース・アカデミーの楽器製作、演奏ワークショップは
まさにダニエル・バレンボイム氏が言及しているような
“場”を提供するものだと言えそうです。