【8月2日(水)】スモールビジネス進化論2023講演 開催します!
スモールビジネス進化論では、世界を持続可能にするスモールビジネスの可能性とその意義について考えます。
◆講演内容
年を追うごとに気持ちに余裕がなくなっている、
あるいは余裕のない人が増えているように感じることはありませんか。
余裕のなさは他者への不寛容を助長します。
不寛容な人が増えれば窮屈で暮らしにくい社会になります。
私たちは余裕のある暮らし、豊かな暮らしを求めて経済の発展に努めてきました。
ところが、経済の発展が私たちから余裕を奪い、不寛容で生きづらい社会を
生み出しているかもしれないのです。
18世紀以来、世界は資本主義のもとに動いています。
資本主義において資本(お金)は永遠に増え続けなければなりません。
そうやって資本がどんどん増えて、その影響が地球の隅々にまで行き渡ったことによって、
私たちは資本の影響を受けずに生活することができなくなりました。
資本主義の発展には多くの搾取を伴います。
ひとつは地球の天然資源です。しかし地球は有限であるため、地球上にある資源も、地球上に住める人の数も自ずと限られています。すなわち資本主義は地球という制約を超えて発展することはできません。その限界はもう目の前に迫っています。
もうひとつの搾取は労働力です。経済の発展と搾取のバランスがとれているうちは人はあまり意識しませんが、成長よりも搾取が上回り、人の尊厳を傷つけるまでになってしまうと、人は余裕をなくし、精神を病んでいきます。つまり労働力の搾取ももう限界に近づいていると言わざるを得ません。
過度なストレス、過度な欲望や羨望から逃れて、人としての尊厳を大切にして生きていくためには、できるだけ資本主義から離れて暮らすのが望ましいといえますが、これはそんなに簡単なことではありません。コンビニに行かずに生活することを考えれば、資本主義から逃れることがどんなに大変なことかわかるでしょう。
資本主義が限界を迎えようとしている今日、その終焉に巻き込まれず、自分たちの暮らしを豊かなものにしていくために必要とされるのが、資本を増やすことを目的としないビジネス、すなわち「スモールビジネス」です。
スモールビジネス進化論では、世界を持続可能にするスモールビジネスの可能性とその意義について考えます。
◆講師:江森克治 プロフィール
横浜生まれの横浜育ち。早稲田大学商学部卒業後、 電機メーカーSEを経て家業である協進印刷(2022年にココラボに社名変更)に入社。
2005年に代表取締役就任
2005年(社)横浜青年会議所副理事長として「横浜JCマニフェスト」を発表。
「横浜スタンダード」をベースにした企業の新たな評価制度の必要性を提言し、地方自治体初のCSR認定制度「横浜型地域 貢献企業認定制度」を産学官連携で立ち上げ、今日まで認定委員を務める。
また同制度の構築過程において、企業人が政策立案プロセスに積極的に関わることの重要性を痛感し、NPO法人横浜スタンダード推進 協議会を設立。第2代理事長に就任。
本業の業界団体である全日本印刷工業組合連合会でも、業界団体として日本初となるCSR認定制度を立ち上げるなど、印刷産業の社会的地位の向上にも尽力している。
2022年9月の社名変更を機に、社会課題解決ビジネスに業態変革し、社会課題啓発冊子の出版事業やCSRコンサルティングを展開中。
サステナビリティコンサルタントとしての各種講演等を通じてCSR普及に務めるほか、横浜市教育委員会のキャリア教育支援事業への参加、 大学での講義などを通じて、より良い社会の実現に向けて活動している。
<現職>
株式会社ココラボ 代表取締役社長
横浜型地域貢献企業認定制度 認定委員
横浜市教育委員会はまっ子未来カンパニープロジェクト推進委員
全日本印刷工業組合連合会 常務理事
神奈川県印刷工業組合 理事長
神奈川県中小企業団体中央会 理事
NPO法人横浜スタンダード推進協議会 理事長
NPO法人スローレーベル 理事長
NPO法人協同労働協会OICHI 理事
NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会 理事
◆日時 2023/8/2(水)19:00-20:30 ※懇親会は講演後90分の予定
◆場所 3丁目カフェ(会場のみ)
◆住所 横浜市青葉区美しが丘1丁目10−1
◆参加費 講演会:1500円(ワンドリンク付き)※懇親会:別途2500円(軽食・ドリンクアルコール飲料2杯まで)※追加は1杯500円
※キャンセルはセミナー当日の3日前までにお申し出ください。その後キャンセルされる場合はキャンセル料(1500円)発生します