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メルマガ第29号|エジプト、ムバラク政権、崩壊
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特定非営利活動法人 協同労働協会OICHI公式メルマガ 第29号
2011年2月20日
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少し春の兆しが垣間見えるようになりましたが、
皆様いかがお過ごしですか?
30年にわたる独裁体制を敷いてきた中東の大国、
エジプトのムバラク政権がついに崩壊しました。
チュニジア、エジプトなどで勃発した中東、アフリカ諸国の
民主化デモは
その後アルジェリア、バーレーン、イエメン
そして、ついにはシリアやリビアにも飛び火し、
いよいよ予断の許さない状況となってきました。
どこも、失業率が高く、
職がない若者たちの不満が爆発した形ですが、
やはり、それくらい仕事というのは
何より生命線ですね。
日本でも“仕事がない”状態が
増えつつあるような報道がされています。
では、このような状況のときに果たして
どのように打開していったらいいのでしょうか?
“仕事がない”状況も各個人の立場によって
その対策は当然変わってくることになると思います。
新卒なのか、20代、30代なのか、あるいは40代以上なのか、
業界経験やスキルの有無など
様々な条件を照らし合わせた上で
仕事を探していくことになるでしょう。
50件アプローチして決まらなければ100件に増やす、
ターゲットとする業種や職種を変えてみる、
とにかく片っ端から当たってみる、
学校に通うなどして必要とされるスキルを身につける、
一旦正社員はあきらめて、パートや派遣、アルバイトで働く、
自分でビジネスを始めてみる、
具体的な対策として考えられることは色々あるでしょう。
しかし、その前提としてもっと大切なことがあると思います。
それは
「あなたにとって仕事は何ですか?」
ということ。
仕事を“働く”と言い換えてもいいかもしれませんね。
一日の大半、人生の大半を費やす「仕事」。
この仕事をどう捉えるか、皆さんの仕事観、そして人生観が
その後の進路の選択、決定に
大きく反映されるのではないかと思います。
例えば、
「男は仕事だ!仕事がすべて」
「あくまでも食べていくための手段、生活と人生は違う」
「自己実現の場」
「家庭を養っていかなければならない。
もはや選んでいる場合ではない、仕事があるなら何でもいい」
「給料は安くてもいいから、
あくまでも自分のやりたい業種、職種を目指していく」
「福利厚生がしっかりした会社で働きたい」
「今の時代、仕事があるだけ幸せなことだと思う」
「自分の能力やスキルを最大限発揮していく場」
「潰れそうにない大手企業で働くに限る」
「自分のやりたいことに、とことんこだわっていく」
「仕事は苦行」
「社会に貢献をしていくこと」
「仕事とは天職のこと。天職に就かなければ意味がない」
どれもこれも全て最もなご意見だと思います。
そして、現在の日本の社会、経済状況を鑑みて
自分の持てる力、財産、資源でどう折り合いを付けて行くのか?
あるいはまた、現実に即した選択をしつつ、
一方で夢や希望を見出して、それを追い求めていくのか?
あなたの人生の中で仕事というものをどう位置づけるか?
それを意識してみることで
自分の先々の進んでいく道筋が見えてくることも
あるのではないでしょうか?
次週はもう少し具体的に掘り下げていきたいと思います。