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メルマガ第56号|水道橋、貸会議室内海、総会
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特定非営利活動法人 協同労働協会OICHI公式メルマガ 第56号
2012年3月4日
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皆様、こんにちは。
弥生に入りましたが、
相変わらず冷え冷え感満天の日々ですね。
皆様は春の到来が待ち遠しい心境でいらっしゃいますでしょうか?
さて、去る先月2月22日(水)に、
水道橋の貸会議室内海にて、
協同労働協会OICHIの年次総会と
それにひき続き、交流会が開催されました。
交流会ではOICHI会員メンバーから、
初参加の起業家の方々まで多くの方が集まりました。
最近は既に起業されている方も多く参加されるようになり、
より多彩な顔ぶれが揃う活発な交流会となっている感じがします。
参加者全員による簡単な自己紹介では、
何故か自分の好きな異性の芸能人の名前を挙げる(笑)
というものあり、
時には紹介者の言葉に理事長自らがつっこみを入れるなど、
和やかな雰囲気の中で行われました。
また、ほとんど終了間際に駆けつけた、
フロンティアーメンバー(OICHI発足当初からの会員メンバー)
もいて、
アットホーム感が溢れる、
OICHIの特徴をよく現している交流会であったように思います。
さて、ここで、突然ですが、
フランスの作家、サン=テグジュペリの随筆「人間の土地」
にある言葉をご紹介させていただきます。
「人間の土地」は職業飛行家としての体験をもとに
書かれたものですが、
最近これを読んでいて、生きていく上で、仕事をする上で
こころに留まる言葉の数々に出会ったこともあり、
是非引用させていただきたいと思います。
「ある一つの職業の偉大さは、もしかすると、まず第一に、
それが人と人とを親和させる点にあるかもしれない。
真の贅沢というものは、ただ一つしかない、
それは人間関係の贅沢だ。」
交流会に参加する目的のひとつに、
(仕事につながる)人脈をつくるというものがあるかと思います。
上記の言葉は、我々週末起業家が、
互いに親しくなったことで仕事へつながる、
と抱くイメージの他に、
仕事を通じて互いに親しくなるという側面もあることを
思い起こさせてくれるように思います。
専門家に仕事の依頼が来る場合と
仕事を通じて専門家になっていくケースがある様に、
人脈ができて仕事につながる場合と
仕事を通じて人脈ができていくパターンがあるのだと思います。
「職業の偉大さ」というところから文章が始まるため、
仕事に関してという意味で捉えやすいかとは思いますが、
これを仕事上の人間関係に限定されるものではなく、
広く、生きていく上での人間関係と解釈しても
いいのではないかと思っています。
筆者はこれを読んで、
国民の90%以上が自らを幸福であると考えている
南アジアの小国、ブータンの人々のことを想い起こしました。
お金や健康よりも隣人や家族などとの
深い人間関係を重視し、
平和や交流を重んじて信頼関係を築いているブータンの人々は、
サン=テグジュペリが「真の贅沢」と呼び、
「ただ一つしかない」と述べているものを
日常から重んじて自然に実践しているのかもしれません。