8回 「幸せ度と寿命」を研究した、驚くべき結果とは!
みなさんこんばんは。
NPO法人協同労働協会OICHIの理事長しています
坂佐井です。
「若年から喫煙を続けている人は平均約10年寿命が短くなる」
という日本人に関する喫煙者の長期観察研究の結果が発表
されたが(データ:BMJ,325,e7093,2012)、前回の話しでいえば
「ハッピー」は、これほど健康被害が甚大な喫煙の影響も帳消しに
するくらい強力かもしれないということである。
でも、「人の生活なんていろいろなんだから、一概にそんなこといえない
んじゃないの?」という反論もあるでしょう。そこで、前述の『Science』
の記事の筆者は、以下のような研究を引いている。
米国ケンタッキー大学が行った修道院の尼僧180人を対象にした「幸せ度
と寿命」に関する長期にわたる追跡研究。それによると、修道院に
入所したとき幸せだと感じていた尼僧の寿命は93.5歳だったのに対し、
あまり幸せだと感じていなかった尼僧の寿命は86.6歳と、約7年の開き
があったとのこと。つまり、ほぼ同じような環境で暮らしていても、
心の持ち様でやはり寿命には大きな差が出るといえるわけです。
仕事やプライベートで多くのストレスや悩みを抱える現代人。
「くよくよしてもしょうがない」「明るく前向きに物事を考えよう」と
思っても、なかなか自分一人ではできないのも事実。だからこそ、
友人をはじめとした周りの人たちの力を借りて、楽しい環境や機会を
つくっていきましょう。孤独でないだけで、死亡率が下がるという
こともわかっています
※出題・解説=健康美容情報認定カリキュラム編集委員会
前回とも被るような話し。
それにしてもなんで研究対象に尼僧を選んだんでしょうね(笑)
参考になるのか分からないけど、幸せだと感じた人の方が
寿命が長くなるというのも、つまりは心のありようなのでしょう。
そう考えると、「心」って大事なんだね。
そして心をよくするには、1人ではなく仲間を持とうというのも、
うなずけるなあ。
OICHIはまさにそれだから(笑)
普段はみんな違う世界で働いているのに、月に1回は会員で集まって
楽しく議論したり、飲みに行ったり・・・それだけでなく、仕事上で
ジョイントしたり、学んだり、交流したりする。
大したことではないけど、実はそんな環境を持つということが、
幸せの感じ方が上がったり、寿命が延びたりするのかもしれない。
孤独でないだけで死亡率が下がる-
なるほど、OICHIは社会の役にたっているのだ(笑)・・・
コラム:起業・独立成功談(30代・男性)
友人の脱サラがお見事!
サラリーマンとして人に使われていることが嫌だという理由で、もともとお金がたまったら独立したいと考えていたようです。独立するにあたって、どんな業種がいいか夫婦で話し合った結果、初期費用がそんなにかからないことや、「食べること」はどんな時も人間に付きまとっていくということから、弁当店を始めることにしたそうです。自宅の近くにいい物件があったのですが、人通りの少なさから少し遠くの土地へ開業することにしたのが正解だったようです。利便性よりも将来性を見込んでの出店です。その弁当店は繁盛し、大きな注文や配達などの新しい取り組みにも挑戦しています。はじめはチェーン店のフランチャイズに加盟していましたが、今ではノウハウを取得したからと言って個人で看板を掲げています。いきなり一人で独立するよりは、フランチャイズで勉強してから看板を掲げるやり方は、上手だなぁと思いました。サラリーマンからの脱却は勇気がいりますが、成功者がいるとうらやましくなります。