第4回OICHIビジネスアワード開催報告
毎年年末に開催をさせて頂いてましたビジネスアワードですが、今回年始の開催となりました。
それでも70名の参加者が集まり、おかげさまで満員御礼となりました。
OICHIは都内、横浜を主な拠点として活動しています。
特に横浜という地域の課題解決を主軸に、これまでのような行政のリソースに頼るのではなく、起業家のリソースによって、地域の課題をビジネスで解決することをコンセプトに活動をしています。
基調講演
アワード第1部は江森克治氏の基調講演
テーマは、「脱学校社会とこれからの起業について」
いままでの学校教育は、大量生産、大量消費という近代化の流れの最高のシステムにそった組織のなかで活躍する官僚型、工業・製造業のなかで活躍していたが、今はそのような人材システムよりも、クリエイティブである人、
つながりを作る人が活躍する時代になる。
学校では、クリエイティブ、つながりの作り方を教えてくれる先生は、少ないので社会で活躍する経営者や社会人が、学校教育に口を出さないと、入社してから会社で教育すには時間がない。
また大手チェーン店の手法はサービス業か?という問いかけです。
マクドナルドを例に上げていましたが、マクドナルドはサービス業です。しかし、お客さんの対応を1秒でも短くする効率を考え、機械形式に工業製品のように商品を作り出す生産と効率のシステムは、サービス業でなく、工場の経営と同じであると、指摘されていました。
この基準でいえば、日本のほとんどのサービス業は、大量生産、大量消費の分業による生産効率を目指す近代工業化時代の産物であり、サービス業とは言えないというお話しでした。
本当の意味でのサービスとは何か!
素晴らしい講演でした。
事業プレゼン発表会
そして事業プレゼン発表会では、地域の課題をビジネスで解決するコンセプトの事業プランがありました。
横浜に地域に根付いたお土産がないという課題から、地産地消で作る地域みんなで作るお土産プロジェクトや、横浜の企業を元気にする就労支援事業など、地域課題解決の事業プランの発表がありました
※横浜お土産プロジェクト
※企業を元気にする就労支援
また個人が自らの力で乗り越えようと志の高い事業プランが二つの発表。
一つはデスクワーカーのモノ作り。
もう一つは地域で頑張る理容師の付加価値の高いサービス提案。
※デスクワーカーを支援する製品の開発
※理容で癒し
グランプリは着物姿もバッチリの理容師の瀧坪賢一氏。
お土産や就労支援など社会性のある事業を押しのけてのグランプリは見事でした!!
※理容で癒しの瀧坪賢一氏
アワードはドリームではなくビジネスであるという審査委員の河村先生の言葉に集約しているように、数値計画がきちんとできているかが今回の結果だったように思います。
しかしアワードで発表した事業というのは、まさにこれからの事業であり、これからの行動が大事になってきます。
審査委員の指摘を受けたことをクリアしていくことが、最終的な成功を収めるものと思ってます。
交流会
70名を超える多くの方に参加を頂きました皆さまと4時間超の長い時間を共有出来たことで、深いつながりを頂くことができました。
何よりこれが財産だと思っています。
美味しい食事やジャズの生演奏と、OICHI会員で全て補うことができることも、繋がりの有り難さを感じています。
写真は最後まで残った人たちで集合写真を撮りました!!
ここに集まった人たちと今年関わっていき、地域の課題をビジネスで解決する経済活動活性化を図っていきたいと思いますので、どうぞ今年もOICHIをよろしくお願いいたします!
PS,4時間では物足りず、二次会でも盛り上がりました(笑)