定年を無事迎えられても・・・
定年を無事に迎えられたとしても、老後の生活は保証ありません。
その昔、敬老の日が制定された1968年の平均年齢は
68歳でした。
老後10年を年金と退職金で考えればよかったわけです。
しかし今は平均寿命も延び、老後20年の生活を考え
なくてはならなくなりました。
20年間のかかる生活費用は下記の図のとおり!!
7200万円の費用がかかります。
それも健康状態で生活ができたらの話しです。
定年を迎えた時、この現実にぶつかり、年金も退職金も
充てにならず、再就職先を探すも見つからず、最悪の場合、
自殺の道を歩む方も少なくありません。
下記は我が国の自殺者数です。
毎年3万人が自殺をし、そのうちの3人に1人が
60歳以上というのが現実です。
自殺理由も明確で、「健康不安」と「経済不安」そして
「生きがいの喪失」です。
もうすぐ人生を全うできるのに、自分で自分の命を
絶ってしまうのは悲しいことです。
とても先進国のあるべき姿とは思えません。
国が悪いのか、自分が悪いのか!!
少なくても現状は、国に頼ることなく、会社に頼る
ことなく、自分でしっかりと将来の導線を作る
ことも「人生を全う」する上では重要なこと
かもしれません。